計算力でお金はやりくりできません

お金を知ることは自分を知ること

お金で学ぶさんすう®は、知的障害、発達障害のある子どもたちに、お金の使い方や管理方法を身につける学習教室です。お子さんの習熟度に合わせて、数を数える練習から1人暮らしを想定した家計管理までをスモールステップで学べます。

小学生から中学生の方は、最初に買い物する力やお金を管理する力を習得していただき、次にそのスキルを学校の教科書やプリントとつなぐ学習方法を行っています。

高校生から社会人の方には、お金のやりくりを身につけながら、自分が管理する範囲とサポートを受ける範囲をご自分で決めていただき、自立できるよう支援をしています。

知的障害、発達障害のある方が、お金のやりくりを学ばずに社会に出た結果、浪費して多額の借金を背負ってしまう、食事を抜いてまで貯金して体を壊してしまう、あるいはお金を使う経験がなくて、おうちの方が病気やケガなどされた時に食べ物を買うことができず、命にかかわるケースもあります。

学校を卒業して、働くことがゴールではありません。

社会人になって、毎日きちんと働いて収入を得ていても、得た収入をやりくりしながら使うスキルが育っていなければ将来の生活の不安は一生つきまといます。

お金の使い方の学習は、1日でも早くスタートするべきです。

なぜならば、子どもが小さいときはお菓子代など数百円で得られる学びが、大人になるにつれて、金額そのものが大きくなって、生活への影響も大きくなるからです。

お金を知ることは、自分を知ることです。

お金の学習は、知識や計算力と思われがちですが、あまりにも生活に深くかかわるため、その人の価値観や生き方にも影響を及ぼします。

自分の気持ちに気付くための支援や、判断するための環境作りを行い、自分の好きなことをのばして笑顔を増やすことが、お金を上手に使うために最も大切なことです。

また、金額は小さくても、大きくても、心への影響度の大きさ、つまり学びの大きさは同じです。

ぜひお金で学ぶさんすう®で、お子さんに合うお金の学習方法を知っていただき、安心して笑顔で暮らせるための一歩を踏み出してください。

受講者の声

重度知的障害のある子も買い物ができるようになりました

買い物写真

学習初日からお店に行って教材を使った買い物ができました。計算ができなくても買い物ができると分かり、学校の先生もおどろいてました。
(小5 療育A 保護者)

 

 

算数の理解向上につながりました

現金を「教材」ととらえ、学校では主に知識学習、放課後等デイサービスではお店で買い物と、連携したお金の学習を実施しました。
数概念獲得からのスタートでしたが、お金を介すことで約半年で4ケタのたしざん、ひきざんを習得できました。(公立小学校 特別支援学級 教員)

浪費がストップしました!

浪費傾向が強く卒業後を心配していた生徒が、お金の授業を受けて変化し、社会人となった現在、夢をかなえるために貯金しています!
(公立特別支援学校 高等部 教員)

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