数や計算を学ぶと出会う壁があります。
「学校で習っている形と違う!!」という壁です。
見た目は違うけれど、意味は同じ。
こども達からは分かりにくい事かもしれませんね。
もしかしたら、算数が苦手になる子が多い原因の1つかも?
と感じています。
暮らしの中で、ほぼ見かけない計算式
1+2=3
このような形での計算式、普段の暮らしではどこで見かけるでしょう?
残念ながら、私はいまだに発見出来ていません。
横書きの式がひっ算になったり、お金になったり、
レシートになったり、家計簿(こづかい帳)になったり。
私の元にやって来るお子さんの中には、
ほんの少し見た目が違うだけでも、混乱してしまう子もいます。
ならば、見た目は違っても同じだよ、という事を
丁寧に教えてあげる必要がありますね!!
両替にも通じる事です。
電卓とハンコを使うメリット
電卓を使うと、数字が0~9の組み合わせで成り立つ事を自然と学べます。
ハンコも同様です。
書いた方が早い場合もありますが、
お子さんの中には
10や100という数字を、「十」、「百」という、
1つの文字として捉えている場合があります。
そのような数字を位ごとに分解すると、混乱する場合もあります。
電卓やハンコだと、もともと分解されたのを
組み合わせて数字を作り上げる事が出来ます。
最初は10以上の数を見ると、
どうしたら良いのか分からず戸惑う姿が見られますが
何度かお手本を見せると
「わ~!!10になった!!」
と、楽しんでくれます(笑)
シンプルな0~9までのハンコですが、
ポンッと押す作業そのものが楽しいようで大人気です!!
お金を種類別に分ける作業が位取り
お金の最も便利な所は、
お金の種類を憶えて、10くらいまで量を数える事が出来るならば
同じ要領でどんどん大きな数字に進める事です。
1ケタの足し算が出来なくても、
お金なら分かるお子さんがいる理由は、
「お金」という道具は一定のルールに従えば
それなりに使えるようになる所ではないでしょうか。
もちろん、使った事がある経験が最も大切です。
ただ、位取りを意識すると、5円、50円、500円は難しくなります。
5のまとまりを意識した方が理解が早いのか、
5を飛ばした方が理解が早いのか、今後の検証課題です。
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