「今日は魂が欠けたわ~」
心と体のお疲れ度合いが良く伝わる、ステキな表現です。
小3の子から「魂」なんて単語を聞くとは思いませんでした。
夏休み明け、教室に入らず別室登校だった子が
今は教室で1日中過ごせています。
明日は学習発表会。
集団が苦手、大きな音が苦手な子にとって過酷な行事です(笑)
そりゃ、魂も欠ける事でしょう・・・。
「どうしたら良いと思う??」
みんなで作戦会議。
私達は色々な意見を言いますが、当の本人は無言。
こんな時って
「あなたの事なのにっ!!」ってつい言いたくなりませんか?
「あなたのためにみんなが考えてあげてるのに!!何か言ったらどうなの??」
「・・・・」
「聞いてるの??返事くらいしなさいっ!!」
「・・・・」
「もう勝手にしなさいっ!!」
「・・・・(泣)」
という会話が想定出来そうです(笑)
私たちからすれば、上の空にも思える聞いてない態度(笑)
ところがこれ、本人なりにきちんと聞いて考えているのです。
とっても、とぉ~っっても、考えをまとめるのに時間のかかるタイプの子です。
お返事1つでも1テンポも2テンポも遅れます。
こっちがリズムを崩して転びそうになるほど(笑)
欠けてしまう魂のコントロール方法、本人から答えが出たのは翌日の朝。
「練習しんどくなったら先生に言って休憩するわ」
(心の休憩場所を学校内に用意してもらっています)
「親は子の成長を見守る」
聞こえは良いですが、一切手出し・口出しせず見守るのは
かなり過酷で疲れる事です。
大人の心が!!(笑)
私たちはつい、自分のペースで物事を考えてしまい、
決めつけ、押し付け、命令してしまいがちです。
大人にとって、すぐに答えの出るような事でも
こどもにとっては重大な問題で、
じっくり時間をかける必要があるのかもしれません。
今回のように、一晩中の事もあれば、1週間の事も、1ヶ月の事も・・・。
こんな時は
「ゆっくり考えておいてね。考えが決まったらいつでも良いから教えてね」
と言って、静かに放置してあげるのが良いと思います。
オトナはその問題は忘れて下さい(笑)
大人も魂のコントロールが必要です。
こども達の、自立したたくましい姿を望みながら・・・。
子どものお小遣いの使い方もそうですね(笑)
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