「ホンモノが一番」
お金で学ぶさんすう教室に通って下さったお子さん達を見ていて
一番学ばせてもらった事です。
1人の保護者としての立場に立った時、
一番に考えた事は「まずは生活力をつけたい」という事でした。
同時に、算数の理解には多くの体験が必要である事も分かりました。
算数は、概念を学ぶ教科です。
概念なので、学校で習う計算式やプリント等で練習した形とは
違う形で暮らしの中に潜んでいます。
変化したものを、丁寧に学校の学びに繋げる事で
学校の学びが暮らしに使えるようになると考えました。
最も身近で、最も多くの算数の要素が潜んでいる場所がキッチンです。
お料理、という明確で分かりやすい目標は、生活力にも繋がります。
学校でも、先生方は特に力を入れてらっしゃる学習だと思います。
そこで、
①お買物
②お料理
の一連の流れの中で、学校の学びに繋がる知識をプラスしていく
実践型プログラムを試験的に開催する事にしました。
クッキー作り
3/30、3/31の2日連続で、このプログラムを実践してみました。
2日とも、クッキーを焼きました。
同じ事を定着するまで繰り返す事も大切です。
カレンダーで「今日」の練習。
次はお買物練習。
ピッタリの金種があれば、ピッタリ払う事が可能なので
今は「買える、買えない」の判断の練習をしてもらいました。
お買物メモを用意して、おつかいを頼む設定です。
おつかい用のお金をもらう
↓
品物を1つだけ選ぶ
↓
お財布の中身と商品の値段を見比べて
買えるか買えないかを判断する
この一連の流れを練習してもらいました。
お買物が終了したら、調理開始です!!
あえて、目盛りタイプのはかりで粉を計ってもらいました。
100g、200gは数字の表示がありますが、80gだと、表示がありません。
頭の中で規則性が想像出来ないと難しいです。
まるめたり、並べたり・・・。
同じ大きさにそろえる事も大切な学びだと思います。
(そろってませんが)
今回は、お菓子作りでしたが
4月からは、ごはんとお味噌汁の基本メニューを毎回練習し、
そこにおかずをプラスしていく予定です。
作り方が定着すれば、知識をプラスしていきます。
ごはんの炊き方を文字で書いて伝えるならば国語。
読めるようになるにも、国語。
お米の量やお水の量を計るには算数。
お米の産地などは社会科、育ち方は理科・・・・・
といった感じです。
一度でいくつも、は難しいですが
少しずつプラス出来れば楽しくなるはずです!!
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