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数えれば分かるのに・・・

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人間、パッと見た目で分かる量は3までと言われています。
5までの量ならば、2と3、2と2と1といった形で脳内に瞬時に線引きして瞬時に把握する事が出来ます。
5を超えると、数える必要が出てきます。

10までの数を上段5、下段5に分けて
瞬時に把握できるようにした方法が5-2進法というものです。
量を形で把握する事が出来て、とても便利です。

ただ、形だけで瞬時に把握する訓練ばかりを受けると
本来の数概念である「量と、その量についた名前の理解」から遠ざかってしまうようです。

<前回の様子>
お金の種類をきちんと把握出来ているのは10円のみ。
特に5円と50円の把握が難しい。
4を超える量の把握が難しい。
数えようとせず、形で判断してしまう様子。

<今回の実施内容&結果>
①カレンダー
今日、明日、昨日は問題なく理解出来る。
今週、来週、先週も確認してみたが、初めて聞いた様子で混乱した。

②数概念の理解度
学校用教材として使われている数図ブロックのカード(5-2進法表示)を使用。
「いくつかな?」と聞くと、自信マンマンに全問正解!!
つぎに3×3表示のタイルカードで実施すると、全問不正解。
なぜ間違えてしまうのか、本人には理解出来ず混乱気味。
数概念は定着しているので、きちんと数えるクセをつける必要がある。
→次回、数える練習を課題の中心に持ってくる。

③お金の種類を覚える
お金の種類の分別を「量で把握」、「長さで把握」の2種類で実施。
1円、10円、100円は理解出来る様子。
数直線に数字が書いていないと分からなくなる。

5円と50円の見分けが全くつかない。色も一緒、形も一緒に見えるらしい。
5円玉→漢数字の五
50円玉→数字の50(ゼロがある事に着目するよう促せば、何とか理解出来る様子)
→絵・色・形に着目するよりも、数字や文字に着目する方が得意な様子。
数字と漢数字を媒介役として、②の数える練習と連動させる課題を考える。

④お金の金額比較
お金の種類の定着のため、数直線を使用して「大きい・小さい」の比較をしてもらう。
数字が大きいと勝った 小さいと負けた、という言葉が最も理解しやすい様子。
→数直線は、1円玉と同じ大きさで作ってあるが、50円、100円だと長すぎて混乱する様子。
次回は縮小版の数直線を使用する。

5円玉と50円玉の見分けがつきにくい。
次回は、買い物ごっこで買える量に大きな差をつけてみる。
「大きい、小さい」の言葉を飛ばして、「買える、買えない」の言葉を最初から導入する。

お母さんが大好きなので、お母さんと一緒に楽しめるプログラムにする。
選択肢の中から選ぶ事が苦手なので、お母さんからおつかいを頼まれる設定にする。
成功体験をたくさん積む事、自信を持つ事で、自分の意思を育てる事が大切と思われる。

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