夏祭り。模擬店とはいえ本気の仕事です。責任もあります。
「ほら、こうするのよ!!しっかり見てちょうだい!!ほら、次はこれでしょ!!」
・・・少し失敗したら
「もう、何やってるの!!」
この状態だと、こどもはつまらない。大人もヘトヘトです。
大人だけでやった方がはるかにラクだと思います(笑)
こども達だけでお店を任せるようにするには、どうすれば良いのでしょうか?
こども達が1人でもきちんと出来るよう、環境を整えてあげれば大丈夫です。
私はオリジナルの予定表や役割分担表、それぞれの役割の手順書を用意しました。
環境を整えたら、手出し、口出しせず信じて任せてしまいましょう!!
こども達が助けを求めてきた時には、助けてあげて下さいね。
そうする事で、大人はほぼ見ているだけで済みます。
大人がお店をするよりも、ずっとずっとラクチンなんです。
しかもこども達が目を見張るほどに成長してくれます!!
あんな輝かしい姿を見たら、手出しするのがもったいなくなります!!
とはいえ、私も初めての夏祭り出店で分からない事だらけ、不安だらけでした。
大人は自分1人。
こども達だけで動ける事を前提に、色々と考えて準備をしたものの
想定外の連続に加えて突然の雨!!
正直泣きそうになっていました。
こども達が色々なアイデアを出してくれたからこそ
様々なハプニングを乗り越える事が出来ました。
こども達も、自分達のアイデアが採用された事で自信を持ってくれました。
「いらっしゃいませ~」と、呼び込みをしてくれる子。
「これやってみたい!!」と、正の字で来客数の把握にチャレンジする子。
「お客さん、100人超えたよ!!」と、報告して盛り上げてくれる子。
私は何一つ指示していません。
自分達でどんどん考え、自ら行動してくれた結果です。
本当に生き生きとした、いい表情していました!!
「すっごく良い顔してた!!楽しんでた事がすぐに分かった!!本当にありがとう!!」
と、保護者の方にも言って頂き、私も嬉しさ倍増です!!
自ら考え、1つの目的に向かって進むからこそ
やりがいを感じたり、楽しさが生まれて来るのですね。
お金のやり繰りも同じです。
夏祭りでは、累計118人のこども達が遊びに来てくれました。
その中で、自分のお財布を持っていた子は2人でした。
「お金には上限がある」と知る事から、やり繰りが始まります。
おうちの方から、その都度お金をもらっていたら上限が分かりません。
「おまつりで使えるお金」としておこづかいを事前に渡し
その範囲内でやり繰りをさせる事は、大きな学びに繋がります。
限りある中で、一生懸命考えるからこそ満足度も上がるのです。
やはり大人は、手出し口出しせず、信じて見守る事が大切です。
こども達にとって、大きな成長ある夏となりますように。
コメント