お金で学ぶさんすう®の仲田です。
もしも皆さんが、お勤めの会社や経理をお願いしている税理士さんから、
「あなた自身のお金の使い方が大変不安ですので、今後あなたの所得についてはこちらで管理して週毎にお渡しします。」と言われたらどうでしょうか?
到底受け入れられないと思います。
住山と私は、ゆうちょ財団の金融教育支援員として、全国の福祉関係の施設や団体を対象に、支援員の方々や当事者の方々向けに講座をご依頼されています。
どちらにお伺いしても、受講される方々は非常に熱心にお話を聞いてくださり、実践に活かそうとされていらっしゃるので大変ありがたいです。
その中で、本人さんのお話を聞く限りではありますが、
「この方はもう少し手を離しても、自分でお金の管理をうまくできるはずだ、せっかく自分で稼いだお金なのだから」
と、感じることが少なくありません。
もちろん、本人さんの実際の行動に問題がある場合や、ご家族の方との決め事である等、さまざまな理由があることを想像します。
それでもやはり、
「自分で働いて得たお金は、自分の判断で使い道を決める。」
ということが、民主主義の原則ではないでしょうか?
『隠れたカリキュラム』という学校用語があります。これは、どこにも教える内容は書かれていないにも関わらず、教師が気づかないままいつのまにか教えてしまっている内容を指します。
例えば、
男子の色は黒、女子の色は赤
背の順で整列する
等は、どこにも規則としては書いてありませんが、慣習的に当たり前になっています。
私たちは、お金の教育以前に、どうやったら特別な支援を必要とする方が、自分らしく生き生きと暮らすことができるかを考えています。
そして、
「当たり前を疑う」ことをとても大切にしています。