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お金と向き合う苦しみと葛藤

住山です。
前回は「無料のサービスやアプリでも経費がかかるんです」というお話でした。

 

モノやサービスが無料である理由は
以下の3つにまとめられると思います。
・何百万、何千万の経費が100円、1000円程度にポンッと払える(であろう)大企業
・無料で誘い込み、商品を販売するための入り口として利用(広告宣伝費ですね)
・未経験分野を「経験させてください!!」という意味での無料。

 

住山は、「経験を積ませてもらおう」と思い
京都市教育委員会でボランティアで7年間お世話になりました。
今なら分かることですが、7年も続いた理由は
交通費が支給されていたことに他なりません。
ボランティアでもお金はかかるんですよね。

 

未経験だった「学校教育」と「お金の教育」の経験を積ませていただき
「次にここに戻るときは、専門家として依頼される形で戻って来る!!」
と決意してボランティアを去り、今の活動をスタートしました。

 

「お金=覚悟」という意識を持っていたので、
やると決めた以上、
お金をいただいて覚悟して取り組むぞ!!
と思うのですが・・・。

 

「お金をもらうのは悪い」
という罪悪感に襲われ、葛藤し続けました。

 

料金は自分で決めなければなりません。
他団体を参考に1人あたり500円、1000円の受講料を設定するのですが
私にとって清水の舞台から飛び降りるほどの勇気が必要でした。

 

払うなら普通に払えるのに、
受け取ることに対しては飛び降りる勇気なんです。

 

私にとって、お金をいただくことは本当に苦しいことだったので
そのプレッシャーで普通に出来ていたことすら上手くいかない事もあり
「ボランティアの時の自分はイキイキしてて、何でもチャレンジ出来たのに・・・」
と、悩む日々が続きました。

 

会社員として働いていたころは、
「自分は月額いくらです!!」と
自分の価値を自ら提示することもなければ
「今月分のお給料ください!!」と
自分から言わなくても
当たり前のように25日になったら振り込まれる生活でした。

 

独立して、初めてきちんとお金に向き合ったんだと思います。
「自分のやっている事にはどれほどの価値があるのか?」
「そもそも自分は価値があるのだろうか?」
と、悩み続けました。

 

その根底には
「自分はいらない子だった」
という思い込みがあったと気付きました。

 

お金と葛藤した日々は、FP資格を取得した後です。
このような経験からも
お金って知識や計算よりも
心理要素が大きいな・・・と思うのです。

 

「お金の教育は人間教育」です。
自分と向き合い、自分らしく生きるための教育です。

 

そして、人こそ一番の財産です。
だから「人件費は一番削ったらダメな経費」なんですね。

 

前回はこちら「一番削ったらダメな経費」

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