オンラインセミナーや、オンライン会議など、コミュニケーションの選択肢が急速に増えてひろがっています。
発達特性によっては、オンラインの方が合っているとの気付きも得ました。
(参考:なぜオンライン授業が合ってるの? ~発達障害の不登校生とともに(3)~)
一方で、中~重度知的障がいのあるお子さんに対しては、成すすべが見つからず歯がゆく感じています。
オンラインでは二次元的な関わりですが、
オフライン(対面)は、関わり方が立体的で前後左右から関わることができます。五感もフルに活用できます。
感覚過敏などがある方には、二次元的なオンラインが有効なこともあると思います。
何も話さずただ寄り添う。ただそこに存在するだけでも、多くのメッセージを発信できる大切なコミュニケーション手段です。そして、オフラインだからこそ成り立つものだと思います。
学ぶって何? ~発達障害の不登校生とともに(1)~
でも少しお伝えしましたが、
うちの子はいわゆる二次障害の状態でした。
仲田に家庭教師をお願いした当初、うちの子とは面識はありましたが、質問にもきちんと答えられず、会話もほとんど成り立たない状態でした。親としてハラハラしましたが、仲田はどんな状態の我が子でもずっとそばにいてくれました。
気持ちが届いたのか、3ヶ月ぐらいすると表情も変わり、少し会話ができるようになり、勉強にも取り組むようになりました。しかし2歩進んで1歩下がるような感じで、再び何も出来ない日々が続くようになりました。
一度回復した(と思われる)後にやってきた不調の波は、3~4ヶ月は続いたと思います。
以前と比べて言葉が出るようにはなったものの、意味不明な言動や、失礼極まりない言動を繰り返したり、お礼やあいさつなど人として最低限のコミュニケーションすらできない我が子に私はハラハラ、イライラしました。
仲田が本当に何もしないので(笑)、このままで本当に大丈夫なのか不安で、つい子どもに小言を言ってしまうなど、とにかく発狂しそうでした。
その時を振り返って、今、仲田には「あのとき住山さん、めっちゃイライラしてましたよね~(笑)」と言われ・・・。本当にお恥ずかしい限りです。仕事で子ども達に関わるときとは異なり、我が子となると客観視できていない自分に気付かされ、子育ての難しさを感じました。
我が子とともに、保護者である私のことも仲田はプロの教育者として見守ってくれていた、と今なら分かります。
「教育は、知識や情報、技術を渡すものではない。もっと長いスパンのものです。もちろん変わるのは一瞬です。でもそれを導くのに長い時間待つことも必要なんです。その長い時間は、いいときもあれば悪いときもある。それ全部ひっくるめて世界が変わるために必要なんです。そして、師や道を見つけた時に、学びのスイッチが入るんです。後は勝手に自走します。」
仲田の言葉通り、うちの子は長期休業中も自分のペースでこつこつ勉強しています。
どうやら曜日を基準にしているらしく、ゴールデンウィーク中でも平日(?)は勉強していました。
もともと不登校なので、学校が休業だろうが何だろうが関係無いですけどね(笑)
FPと教育者で似ている部分があります。
長期視点で一人ひとりの人生に寄り添うことです。
私、住山はFPとして。仲田は教育者として。
それぞれの専門性を活かし、かかわる人の歩む人生が豊かで幸せであることを心から願い、プロとして仕事に向き合っています。
なぜオンライン授業が合ってるの? ~発達障害の不登校生とともに(3)~
あそんでまなべるアプリ ~発達障害の不登校生とともに(4)~
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