お金で学ぶさんすう®は、特別支援の子ども達へのお金の教育活動を通して、誰もが自分の個性も人の個性も大切にできて、笑顔で暮らせる社会の実現を目指して活動しています。

その活動の一環として、私、住山志津枝は保有するFP資格を活かし、主に障がいのあるお子さんや不登校のお子さんのいらっしゃるご家庭向けの家計相談も、団体の活動の一環として実施しています。

ところが「FPって保険とか売る人でしょ?」と思われたり、「FP?初めて聞いた!!」という方も、まだまだ多いのが現状です。

FPってどんな仕事?

FPは保健室の先生のような役割だと考えています。

保健室の先生の仕事説明画像

保健室で軽い病気やケガの手当てをして下さるのと同様に、FPも身近な生活費やお子さんのおこづかいなどのご相談に乗ります。

「病院に行った方が良い」と先生が判断すれば病院に連れて行ってもらえるように、お金の相談内容次第では、税理士、弁護士などの専門家しか出来ない決まりがあるものがあり、「専門家に行くべきだ」とFPが判断して専門家におつなぎすることもあります。

保健室で定期的に身長や体重測定(数値化)を行って健康チェックを行うのと同様に、FPも家計を数値化してお金の健康チェックを行います。

「保健だより」のようなプリントが学校で配られて情報発信をされるのと同様に、FPも通信やブログ、講演会などでお金の情報発信をします。

保健室の先生は、児童生徒さんや先生方のちょっとした悩みを聞いてくれる存在であるのと同様に、FPもちょっとしたお金のお悩みをお聞きします。むしろお金は、知識や計算よりも何気ないお話の中にこそ、あなたらしいお金の使い方や貯め方、稼ぎ方のヒントが詰まっています。

FPの収入源は?

私、住山志津枝は特定の企業には属さず、保険や証券、不動産など、いわゆる「金融商品」の販売は一切行わない「独立系FP」です。

特定の金融系企業に属していないので、販売ノルマなどにしばられることなく、ご相談者さまの立場に立った最良のプランをご提案できる環境を持っていることが強みであり、相談料や講師料などの「フィー」が収入源です。

一方で保険や証券の販売等を行う販売員さんの中にもFP資格をお持ちの方がいます。販売員さんが実施される相談料は無料がほとんどです。なぜならば、保険等のご契約をいただければ、その販売手数料が収入となるからです。

独立系FPとして、住山に家計相談や講演講師をご依頼いいだいた際にお支払いただく相談料や講師料は、運営団体であるお金で学ぶさんすう®に入金されます。そこから資料作成・印刷代、交通費、会場賃料などの必要経費を支払います。全て支払った後に残った金額が実質的に入金される金額です。

無料で開催される講演もありますが、その講師料や交通費などの諸経費は、ご寄付や助成金でまかなわれたり、主催者さんがご負担くださっているだけで、ボランティアで実施しているわけではありません。

講演は事前準備が命!!あくまでも目安ですが、当日お話する時間の5~10倍ぐらいの時間をかけて準備をします。ユーチューバーさんの、動画撮影時間よりも編集時間の方が圧倒的に大変であることと同じです。

さらに打合せ時間、経理や報告書作成などの事務処理なども全て「講師料」に含まれています。

私は、無料の家計相談や、無料の講演等がある場合には「この方はどこから収入を得ているのだろう?」と、収入源を見極める必要があると考えます。

なぜ生まれる?FPの誤解

FP資格を取得するには、社会保険、税金、金融資産運用、相続、生命保険や損害保険、人生全般を見通すためのライフプランなど、一通りの知識を学びます。

試験に合格した後は、それらの中でも自分の得意な分野でご活動される方が多いです。住山はお金のことを知的障がいのあるお子さんにも分かるように伝えることが得意なので、「障がいのある子ども達向けのお金の教育」という分野で活動しています。

広すぎる活動範囲も、「FPは何をやっている人なのか」を分かりにくくする要因の1つだと思われます。

また、前述の通り住山は金融商品などの販売資格を持たないFPであるため相談料や講演料などの「フィー」が収入源ですが、相談業務も金融商品の販売もできるFPさんもいます。

金融商品の販売業務そのものは世の中で必要とされる業務です。高い志と専門性で相談業務を行い、ご相談者さんからも信頼され、なおかつご相談者さまにとって最適な金融商品の販売も行うFPさんもいます。FP資格を持つ保険の販売員さんでも「この方に保険はいらない、と思ったら売りません!!」との姿勢を貫く方もいます。

しかし中には、「お客様の利益が最大限になるようにする」というFPとしての理念に反するにもかかわらず、自分自身の生活を成り立たせるため、ジレンマをかかえながら所属する企業の販売ノルマの達成が目標になってしまったり、その方自身の販売手数料収入が多くなる商品を販売してしまうFPさんもいるのが現状です。

つまり、誤解が生じる原因は「安心して相談できるFPが誰なのか、見分ける手段がないこと」にあります。

NPO法人みんなのお金アドバイザー協会~FIWA~ さんは、FPの報酬体系を見える化して、「信頼できるお金のアドバイザーを増やそう!」というご活動をされています。住山は、金融商品を販売しないFPとして、FIWA認定正会員の認定要件にしたがい、正会員として認定されました。

住山 志津枝

FP住山志津枝は、家計相談など、お金の相談業務に携わる部分に関し、「FP住山志津枝の誓約書(*フィデューシャリー・デューティ宣言:金融庁 が 平成 29 年 3 月 30 日に公表 し た 「顧客本位の業務運営に関する原則」)」という形で、自身の運営団体であるお金で学ぶさんすう®のホームページ内に公開し、誰にでもご覧いただく形にすると同時に金融庁にも同じものを届け出ました。

*フィデューシャリー・デューティは、Fiduciary(受託者)とduty(義務、任務)を組み合わせた言葉です。

 

FP住山志津枝の誓約書(フィデューシャリー・デューティ宣言)

FP住山志津枝は、ご相談者さまの安心で豊かな暮らしの実現のため、必要な時期に必要な額のお金を準備し、今も将来も安心してお金を使いながら幸せに暮らせるよう、以下に定める方針を自ら定め、自ら守りぬくことで、高い専門性と倫理観をもってご相談に乗ることを誓います。

(1)FP住山志津枝は、金融機関などに属さない中立的な立場で、高い専門性と倫理観をもってご相談者さまの立場に立つことで、ご相談者さまが安心で豊かな暮らしが実現するための相談業務を行います。

(2)FP住山志津枝は、いかなる場合においても金融商品を販売することはありません。したがって金融商品を販売することによって発生する販売手数料等の支払いを受けることはありません。

(3)FP住山志津枝は、より良い業務の運営ができるよう、ここに掲げる方針を定期的に見直します。

(4)FP住山志津枝は、母校である 滋賀県立八幡商業高等学校の教えを守り、江戸時代より受け継がれる近江商人の経営理念「三方よし」にならい、社会を豊かに、ご相談者さまも豊かに、FP住山自身とお金で学ぶさんすう®にかかわるみなさまも豊かになる事業運営を目指します。

(5)FP住山志津枝は、高い専門性と職業に対する倫理感を持ち、ご相談者さまに対して誠実かつ公平な業務を行い、ご相談者さまにとっての最良な生活資金プランをご提供いたします。

(6)FP住山志津枝は、ご相談者さまの資産状況、経験、知識、目的、ニーズを適切に把握し、ご相談者さまにご納得いただけるような相談と説明を心がけ、ご相談者さまが自らの意思で選択や行動ができるような知識や情報の提供するとともに、ご相談を通じてご相談者さまご自身が、自分を信じ、周囲の人も信じることのできる、豊かな心を持つことができるようにつとめます。

(7)FP住山志津枝は、ご相談者さまの立場に立った質の良いご提案を提供することで、合法的かつ適切なご相談料を受け取り、ご相談者さまが満足して料金をお支払いただけるよう努めます。同時にFP住山志津枝は、いただくお金を感謝とともに受け取ることで、自身の生活の安定と、お金で学ぶさんすう®の安定した事業運営および収益の確保につなげることで、より良い社会を創るよう努めます。

(8)FP住山志津枝は、相談業務においてお客様の立場に立った生活資金プランのご提案を基本とし、金融商品の販売手数料や紹介料は一切受け取りません。

(9)FP住山志津枝は、ご相談者さまの金融に関する問題解決のためのアドバイスを行う際は、お客様の利益を最優先することを徹底します。

(10)FP住山志津枝が提供するサービスの内容および価格をご相談者さまが事前に理解できるようホームページなどで公表します。

(11)FP住山志津枝が相談業務を実施する際は、ご相談者さまの疑問や不安を丁寧にお聞きした上で回答し、重要な情報を分かりやすく提示します。

※重要な情報とは次の通りです。
金融商品・サービスを利用するメリット、デメリット、リスク、想定される最大損失額、負担する報酬や手数料など

 

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