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知ってもらう、というリスク管理

冬休みが終わり、学校が始まりました。
今年度は地域委員(PTAとはまた別の役)が当たっているのですが
見た目には分からない障がいある子を持つ親には
役をこなすのも、人知れず苦労があったりします。

 

集団登校が難しい

 

もともと集団行動が苦手な子は、集団登校が難しい場合もあります。

 

視界に入ったものに、すぐに目を奪られ立ち止まる。
急に走り出す、急に止まる。フラフラ歩く。
注意されても返事しない(聞こえていない)
急に泣き出すなど、色々です(笑)

 

みんなの安全を守るための集団登校が
みんなの安全を害する結果になる事も・・・。

 

地域委員の仕事の1つに
「毎朝集団登校を見守りする」があるのですが
我が子の面倒だけで手いっぱいになってしまい、
その任務をこなす事そのものが難しいという日々が3ヶ月以上続きました。

 

こどもが不登校になった時はもちろん、
学校に行けるようになってからも、集団登校に参加出来ず・・・。

 

集団登校出来ないのであれば、
安全確保のために大人がついて行くというルールがあるので
個別に毎朝学校まで送っていたのですが
そのルールは、あまり周知されていません。

 

ゆえに、こども達からも周囲の大人からも不満がたくさん出てきます。
直接言われる事はなく陰口ですが・・・。
きちんと届いています(笑)

 

見えない障がいを説明し、理解を求める

 

数々のトラブルが起こる中を生き抜いていかなければなりません。

ましてご近所さん同士。
気まずくなってしまったら、その先ずっと住み続ける事が大変です。
きちんと説明する事は大切。
私は自分の意見などを伝える時、こんな事を意識しながら伝えています。

 

①素直にあやまる
②理由を説明する
③自分の願い、希望を伝える
④みんなの意見を聞く
③と④は順番が入れ替わる事もあります。

 

具体的には、このように状況を説明しました。

 

『毎朝、集団登校できなくてごめんなさい!!(①)
実は、理由が2つあります(②)
1つは、目にはみえないけれど、脳の仕組みがみんなと少し違うからです。
・・・中略・・・
頑張り過ぎて、熱を出したり、じんましんが出たりして、
学校にも行けなくなりました。
でも、今日からもう一度、集団登校を頑張ろうと思っているみたいです。
正直、続くかどうかは分かりません(③)
そんな状態だけれど、今日から集団登校
一緒に行かせてもらって良いですか?(④)』
これだけのステップをこども本人が言うのは難しいので、私が代理で伝えました。

 

直接的には、こども達に伝えていますが
実は、周囲にいる保護者の方にも伝えています。

 

応援してもらえるようになりました。

 

こども達は、たいてい大人の言う事は素直に聞いてくれます。

理由をきちんと説明し、意見をこども達からも聞くようにするだけで
それなりに配慮しながら一緒に登校してくれています。

 

一番変わったのは周囲の保護者の反応です。

「全然知らんかった」
「頑張ってたんやね」
「みんなで応援してあげよう!!」

こんな言葉をかけて頂けました。
勇気を出して、伝えてみて良かったです。

 

冬休みが終わる前日、特別支援学校で開催された餅つきに参加し、
そこで同じく集団登校や学校生活に悩みながらも
頑張ってらっしゃる保護者のお話をお聞きして
私も頑張ろうと思いました。勇気をいただきました。

 

目に見えないだけに、知ってもらう事は難しいけれど
「まずは相手の意見を聞く」と言う姿勢を大切にしながら
自分の想いを伝える事は大切だと感じました。

 

 

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