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値段を見て買い物をする練習

特別支援の子ども達は「当たり前」と思っていることを
理解して身に付けるのが難しい場面によく遭遇します。

 

「値段を見て買う」
ということが、けっこう難しいなと思います。
店によって表示が違うのはもちろんですが、
同じ店でも、商品によって1つひとつ値段の表示方法が違います。

 

商品1つひとつに値段が書いてないことも多いです。
そのような場合は、商品棚に値段が書いていますが
どの商品がどの値段なのか、頑張って探さないとダメな時もあります。

 

その上で、割引や値引きもありますし
グラム売りもあります。

 

買い物は、ものすごく多くの判断が必要なんだと改めて思います。
スーパーの買い物は、一番身近でありながら
一番ハードルが高いと感じます。

 

いくら計算ができても、値段が分からなかったら
学んだことを生活で活かせないです。

 

まずは一番身近なお店の表示方法に慣れるのが良いですね。
同じお店で、ひたすら値段見て、カゴに入れて、電卓やスマホで計算して・・・。
面倒でも、それが一番生活力や計算力も身に付きます。
レタスとキャベツの違いも分かるようになるはずです。

 

算数の文章問題に強くなる方法」にも書きましたが、
実践経験をたくさん積むことは、
算数の文章問題に対応できる力をUPさせることにもつながります。

 

お店の方のご協力も必要不可欠です。
練習させてもらえること、ご理解いただけることが
本当にありがたいな・・・と思います。

 

キャッシュレス決済も急速に普及しています。
しっかり値段を見なくても、買い物ができてしまいます。

 

それをとくに実感するのが交通費です。
初めて行く場所でも
チャージさえしておけばOKという感覚になり
いくらかかったのか分からずに電車に乗っていることがあります。

 

子ども達がコンビニなどでカードを使って買い物しているときは
そんな感覚なのかもしれません。

 

お金の形がどのように変化しようとも
「所持金内で買い物をする」という考え方は変わりません。
値段をきちんと見て判断する練習が
現場で繰り返し実践できれば良いな・・・と思います。

 

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