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一般レシピのあいまいな表現を分かりやすくするには?

「きつね色」、「しんなり」など、
市販の料理本やネットレシピの表現は
特別支援の児童生徒には分かりづらいです。

 

安岡先生の使用されているレシピは
それらのあいまいさを廃除し、
生徒さんに応じて写真と短い文章で
端的に表示された、めくり式のレシピや、
一面レシピを使い分けてらっしゃいます。

 

このページの最初に出て来る写真は
安岡先生の作られているレシピのポイントです。

 

時間表示も、デジタルでハッキリ。
めくり式レシピは、写真と短い言葉で
シンプルかつ分かりやすく伝わります。

 

このレシピを拝見して、
理系の料理」という本を思い出しました。
とことんあいまいさを廃除したレシピ本です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0181UL2F2/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_-R0LFbKS0JZ2H

 

あいまいさが通じるのが家庭料理の良いところですが、
特別支援の児童生徒には分かりづらい表現にもなります。
また、分量がきちんと表示されていると
逆に「ぴったり」にこだわり過ぎる傾向もありますが、
このレシピでは必要な分量とともに「許容範囲」も示されています。

 

長さをはかる、重さをはかる部分は算数・数学の学習に通じています。
フローチャートは、プログラミングの学習の「仕組みの理解」にもつながります。

 

お金で学ぶさんすう®が
なぜ、このように料理の発信をしているかと言うと、
その料理体験こそが算数をはじめとする
教科学習の体験学習になっているからです。

 

調理は毎日繰り返し学べる教材でもあり、
家事をはじめとする、暮らしのスキルこそが
仕事のスキルにも、知識の定着にも、
コミュニケーションにも必要だと痛感しているからです。

 

【シリーズ 高知大学教育学部付属特別支援学校/安岡知美先生のご実践】

<知的障害のある高校生が1人で調理できるための授業>

①1DAY家庭科(他教科との連携)

②保護者への発信と協力依頼

③成功体験を積みながら調理スキルを身に付けるには

<お金の授業>

自分の人生とリアルに向き合う授業

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