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生徒同士で学び合う授業

子どもが朝起きてくれない!!にイライラしない方法で、子ども達は友達の言葉を一番聞くとお伝えしました。
なので、授業ではなるべく自分が話すよりは、生徒さんに話してもらえる環境を作るように心がけています。

 

学校の先生方もご覧になっているので、私がこのようなことを書くの本当に恐縮なのですが・・・(笑)逆に色々ご指導いただけると期待してこの先を書かせていただきます(笑)

 

支援学校高等部の3年生の生徒さん向けに、「お金でだまされないように」というテーマでの授業のご依頼をいただいた時のことです。先生方の思いはとても熱く強く、打ち合わせでは、あれも!これも!!と、たくさんのご要望をいただきました。「できる限りのことを身に付けて生徒を送り出したい」という思いをひしひし感じました。

 

しかし正直「無理だな」と思いました。詐欺等の知識を身に付けることは大切ですが、時間的にも知識の詰め込みは難しい上に、次々に新しいものが出てくるのが現状です。また、大人が気付いていないだけで生徒の方が知っていることがたくさんあるかも?とも考えました。

 

そこで、トラブル事例は全部生徒に話してもらう事に徹し、その対処方法なども生徒同士で話し合ってもらいました。私からは「将来、何か困った事があったら誰かに相談することが大切」と伝え、どのような出来事の時には、誰に相談するかを具体的に考えてもらい、今から相談できる人や場所を決めておくことを伝えました。

 

予想通り、先生方も知らなかった事例が生徒からたくさん出てきました。
「自分にしゃべらせろー!!!」みたいな生徒もいて突っ込まれていたり、笑いを取ろうとしてる?とも思えるぐらい、面白い生徒がいたり(さすが関西!)、ホント楽しかったです(笑)

 

私が授業する上で一番楽しみなことは、自分には想像もつかないような発言が飛び出すことです。宝物を発見したかのように、わくわくします!!

 

私1人だけが一方的に知識を伝えても限界がありますが、同じテーマをたくさんの人で考えたり共有したりすることで、知識が広がると思います。人間同士ですから相性もあるはずです。私が教えるより友達に教えてもらった方が分かりやすい子もいると思います。

 

よく先生方は「子どもから学ばせてもらっている」とおっしゃいます。理事の仲田も、ことあるごとに「子どもだけを見て下さい。子どもが全部教えてくれます」と言います。

 

「大人になる」とは、枠組みを超えて素直に物事を受け止め、学びとり、それを糧にして自分を成長させることでは無いかと思います。

 

これが本当に難しくて(笑)特に我が子は感情をブンブン振り回しグサグサ突き刺して来ます。史上最強のスパルタ教育です!!!(笑)でも、素直に学ぶ姿勢を持っていればたくさんの発見があり、確実に幸せに導いてくれる存在だと感じています。

 

正直、学校の先生方はうらやましいです。
私達には決して作ることの出来ない環境が学校にはあるからです。

 

学校の先生方は学校に子ども達が来てくれます。常に子どもファーストで在り続けることができます。

 

授業を通して、生徒からたくさん学ばせてもらえると書きましたが・・・。それは普段から先生方が学校で生徒とコミュニケーションを取り、信頼関係が育まれている前提があるからこそ可能なことです。

 

だからこそ、やっぱり教育は教育環境の整った学校で、教育の専門家である先生方にお任せするのが一番だと思っています。

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